「中原中也 歩みのリズム―〈僕は街なぞ歩いてゐました〉」

こんにちは、今日は冬なのにやや暖かいいい日ですね。

日本近代文学館内に「BUNDAN」作ったにも関わらず、本や文学関係の仕事が全然来ないなあ…とさまざまな場所でDISり続けていたら、後輩のYCAM菅沼くんが中原中也記念館開館20周年記念事業の一環に僕を呼んでくれました。マジでありがとうございます。

で、好きに考えてもらっていいですよ、とのことだったので、いろいろ考えて、音楽とのコラボレーション展示にしました。

それが11月26日(水) →2015年1月25日(日)にはじまるこちらです!

 

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そもそも中原中也非常に音楽と縁の深い人なんですよ。

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中也の詩のなかで、最初に活字になったものは『朝の歌』と『臨終』である。それらは諸井三郎により歌曲になり、1928年の第2回スルヤ演奏会で歌われたのだが、その際、機関誌『スルヤ』に歌詞として掲載されたのである。詩集どころか詩さえも発表していない、ゆえにまったくの無名といっていい詩人の作品に音楽がつくのは、きわめて珍しいケースであるといえる。諸井は、中也の生前、彼の詩『空しき秋』『妹よ』『春と赤ン坊』に曲をつけ、中でも『妹よ』はJOBKで放送された。また、『スルヤ』の同人であった内海誓一郎は、1930年に『帰郷』『失せし希望』に作曲している。中也の死後、石渡日出夫、清水脩多田武彦らをはじめとして多くの作曲家が曲をよせている。クラシック系の歌曲、合唱曲が多いが、演歌やフォークソングも生まれている。とりわけ、友川かずきによる楽曲群(アルバム『俺の裡で鳴り止まない詩』以降も「わが喫煙」「頑是ない歌」など少なからぬ詩歌を取り上げている)が知られている。中也の友人であった作家の大岡昇平も、『夕照』『雪の宵』の2篇に作曲している。海援隊の思えば遠くへ来たもんだという曲は中也の「頑是ない歌」を基にしてる物と思われるほど共通点が多いが、クレジットには作詞:武田鉄矢とのみ記載され、武田自身もインタビューで「この詩は自分が20代の時に感じた物を素直に書いたもので、今考えると20代の若造がよくもこんな深い詩が書けた物だと、自画自賛ながら感心してしまう」と自らのオリジナル作品であると述べている。「汚れつちまつた悲しみに……」は、おおたか静流により曲が付けられ、NHKの『にほんごであそぼ』で歌われている。また歌手の桑田佳祐も曲にしている。GLAYの楽曲「黒く塗れ!」の歌詞にも、このワードが登場する。「月の光」は、石川浩司により曲を付けられ、たまのアルバム『そのろく』に収録される。(wikiより抜粋)

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僕が最初に中也の歌詞の歌を聴いたのは友川かずきの「俺の裡で鳴り止まない詩~中原中也作品集~」だったのですが、友川かずき武田鉄矢桑田佳祐さんたちにお声がけしたい気持ちをぐっとこらえ、今回は僕のなかでこの人が中也とコラボレーションしているのは面白い、と思う方々にお声がけしてみました。展示のキュレーションというのは初めてだったのですが、みなさん非常に力作だらけで、とても面白いものができたと思います。是非とも山口県まで足をお運び頂ければ幸いです。

 

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「中原中也 歩みのリズム―〈僕は街なぞ歩いてゐました〉」

期間:2014年10月1日(水)~2015年1月25日(日)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、毎月最終火曜日、年末年始(12月29日〜1月3日)
入館料:一般 320円(270円)・大学生 210円(162円)・小中 高生160円(108円)・70歳以上は無料 ( )内は20人以上団体料金
開館時間:10月1日〜10月31日 午前9:00~午後6:00(入館は午後5:30まで)/ 11月1日〜1月25日 午前9:00~午後5:00(入館は午後4:30まで)
主催:中原中也記念山口情報芸術センター[YCAM] 
協力:株式会社 東京ピストル

中原中也記念館開館20周年記念事業の一環として、山口情報芸術センターYCAM)とのコラボレーションにより、中也の詩の新しい楽しみ方を紹介します。
中也は、昼に起床し、深夜まで街中を歩き続け、帰宅したのち本を読んだり、詩を書いたりしていました。中也は日々の生活の中で「歩く」ことを重視し、作品や書簡の中でも多数言及しています。
本展では、中也の生活において特徴的であった「歩み」と、歩き続ける生活の中で宿った詩の「リズム」をテーマに、来館者が詩と身体の両方に向き合いながら、中也の詩の魅力を発見できるような体験型の展示を行います。
この度「特別企画:中原中也 feat. 現代のミュージシャン」として、2014年11月26日(水) →2015年1月25日(日)に現代のミュージシャン8組が中也の詩をもとにオリジナル曲を制作。
東京のクリエイティブ集団・株式会社東京ピストルがキュレーションを担当しました。
映像や絵とともに、 “ことば ”という楽器を持った中也と、ミュージシャンたちによる時代を超えた共演にご注目ください。

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1・降神「夢幻」(「サーカス」より)
2・高木完×高橋源一郎「ROOT CULTURE - Chuya Tribute 2007 / Genichiro Takahashi and Kan Takagi」(「生い立ちの歌」、「頑是ない歌」、「言葉なき歌」、「サーカス」、「汚れちまった悲しみに」、「盲目の秋」、「月夜の浜辺」、「無題」より)
3・タカツキタツキ & SWING-O「月夜の浜辺」(「月夜の浜辺」より)
4・GOMESS「盲目の秋」(「盲目の秋」より)
5・山口活性学園「Butterfly Effect 〜一つのメルヘン〜」(「一つのメルヘン」より)
6・Vampillia「drunkard high」(「宿酔」より)
7・world's end girlfriend & BOOL「春日狂想」(「春日狂想」より)
8・和田昌昭「宿酔」(「宿酔」より)
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